カメラケース

α5100の前に使っていた富士フイルムFinePix F200EXRとその前に使っていたFinePix F420を購入した時は、専用のケースを買いましたが、両方ともベルトに通して使えるようになっていました。これがとても便利で、特に両手が空く点や、写真を撮るたびに鞄から出す必要がないなど便利なことばかりでした。


しかし、α5100はコンパクトデジタルカメラとは違い、サイズも一回り大きいのでどのように持ち運ぶかを少し考えました。まず、ストラップを取り付けて持ち運ぶことを考えましたが、すぐにやめました。胸やわき腹周辺にブラブラと下がっていると色々なものにぶつかりカメラを傷める可能性が高いこと;ブラブラしているのが不快なこと;ブラブラを止めるために片手で押さえたりすると片手がふさがってしまうこと;ストラップが短くて首からとってから撮影する必要があるかもしれないこと;しゃがんで下を向いた時にカメラが大きく前に振れることなど不便なことばかりでした。


次に、デジタル一眼カメラのためによく使う肩掛け型のカメラバッグなども見ましたが、収納空間の広さや、内側に付いている緩衝材などは魅力的でしたが、肩にブラブラ下がっているのは不快で、結局片手で鞄の紐を押さえながら歩くことになると、片手がふさがってしまうことや片側の肩ばかりが痛くなることなどの理由からやめました。


最終的に、やはり腰に付けられるカメラケースが最も実用的と思い、α5100に合うものを探しました。α5100に合うものと言ってもレンズによってカメラのサイズが変わるので、短いレンズのSELP1650を付けた状態に合うものと、SEL1670ZまたはSEL24F18Zを付けた状態で合うものの二つが必要になりました。


SELP1650を付けた状態に合うものは比較的簡単に見つかりました。Van Nuysというメーカーが薄型レンズを付けたαNEX用のカメラケースを作っており、私が調べた限り他のメーカーの中でも唯一ベルトを通せる型を作っています。製品の詳細についてはこちらのメーカーのウェブページを参照ください:http://www.vannuys.co.jp/n_sony_nex_tate/index.html


こちらのケースは、α5100にSELP1650を装着し、さらにSELP1650にソニー純正のレンズプロテクターを付けた状態にするとぴったりで、若干きついぐらいです。入れ方にもひと工夫しないとケースに入りません。まず、レンズのフロントキャップは付けません。カメラの向きは、カメラを縦位置で撮影する状態に持ち、液晶画面がケースの内側側面に接するように入れます。


こうするとぴったりで全く内部に余裕がないので、中でカメラが動いてしまう心配がありません。ぴったりな上にレンズのフロントキャップを付けないとレンズの表面を傷つけるのではないかという懸念もあるかもしれませんが、レンズプロテクターを付けていると、レンズプロテクターのガラスの周囲に前にせり出した金属部分があり、それがケースとの接点になりガラスとケースが直接触れるのを防いでくれます。今までケースが原因でレンズプロテクターに傷がついたことはありません。


Van Nuysのこちらのケースは、表面のVan Nuysのロゴは大きすぎるので取り除くべきだと思いますが、その他は黒の無地で目立たない作りになっているので、日常に使うためだけではなく、多少フォーマルな場にも持っていけるなど用途が幅広いところが気に入っています。


SELP1650以外のレンズを付けているときはVan Nuysにカメラは入りませんが、代わりにSEL1670ZかSEL24F18Zのどちらか使用していない方をVan Nuysに入れて使っています。こうすると、レンズ交換がとてもしやすく便利です。


一方で、SEL1670ZかSEL24F18Zを付けた状態のα5100が入る腰に付けられる型のカメラケースを見つけるのにはかなり苦労しました。そもそもカメラ専用のウエストポーチというのはほとんどない上に、α5100に合う大きさを探そうとすると全くなかったというのが結論でした。したがって、残った選択肢はカメラ専用ではない普通のウエストポーチを探すことでした。


適当なウエストポーチを探すに当たって気を付けた点は、SEL1670ZあるいはSEL24F18Zを付けた状態のα5100を入れたときにあまり中に余裕が残らないこと(中での転がりを防ぐため);ポーチの開け口が広いこと(カメラの出し入れを簡単にできるように);ファスナーが開けやすいこと(撮りたいものがあるときに素早く取り出せるように);色とデザインが落ち着いたものであること(会議や学校の式典などフォーマルな場にも持っていけるように)などでした。


まずSEL1670ZとSEL24F18Zを付けたときのα5100の寸法を正確に測り、その上でインターネット上で色々検索してみた結果、ポーターのこちらのウエストポーチに決めました:http://www.yoshidakaban.com/product/101745.html?p=s&p_itemtype=08&p_weight=01&p_lisize=30&p_lisort=4


すでに使い始めて一年以上経っていますが、一言で言うと「最高に使いやすい」です。検索していた時に念頭に置いていた条件をすべて満たしていましが、実際使ってみるまで少し不安はありました。しかし、心配は無用でした。


ウエストポーチの大きな利点は両手が空くことです。カメラを使っていないときに収納しておけば、子どもを抱えることもできますし、両手が必要な動きがいくらでもできます。これが、ストラップや肩掛け型のカメラバッグではそうはいきません。また、ポーチが体の前側に来るので、カメラが取り出しやすいという利点もあります。


最近の使い方としては、ウエストポーチを装着し、ベルトにもう一つのレンズが入ったVan Nuysを装着しています。こうすると、SEL1670ZとSEL24F18Zの間のレンズ交換がスムーズにできます。手順としては:1)カメラに付いているレンズにレンズキャップを付ける;2)レンズを外す;3)ウエストポーチにレンズを一時的に入れる;4)Van Nuysからもう一つのレンズを取り出してカメラに装着する;5)ウエストポーチのレンズをVan Nuysに移す;6)レンズキャップを外して撮影をする。レンズ交換には約5,6秒かかります。

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